東京教育カウンセラー協会からの提案1

ソーシャルディスタンスの時代の学校で

東京教育カウンセラー協会からの提案 その1

新型コロナウィルスによるパンデミックの中、学校は未知なる道をスタートしました。密閉、密集、密接の三密を避け、ディスタンスをとり、手洗い、消毒をする。そして先生達も児童生徒もマスクをするのが必須、当たり前になっています。集団だからこそ、子ども一人一人が多様な個性を伸ばすことができるというのが、学校の存在価値です。集団活動が前提である学校教育は、かつてない困難に直面していますね。

ノンバーバル(非言語)コミュニケーションを活用しよう!

そんな中、教育カウンセリングだからこその発想で何か提案をできないか考えました。第一弾は、ディスタンスに負けない「ノンバーバルコミュニケーション」です。マスクは飛沫の飛散を防ぐ反面、顔の表情というノンバーバルの強力な手段を封じてしまいます。そこで私の提案は二つあります。一つは、今までよりも距離をとった分、今まで以上に身振り手振りのノンバーバルコミュニケーションを意識しましょう。私たちが自分の意思を伝えるとき、言葉と同じくらいの比重で非言語(ノンバーバル)が力を発揮すると言われています。

フェイスシールドで笑顔を見せよう!

もう一つが、マスクではなくフェイスシールドの使用です。子どもたちは、先生の表情
一つで、緊張したり元気になったりするものです。顔半分を覆うマスクでは、まず表情が伝わりません。世の中が不安に覆われた今こそ、私たちはしっかりと口角をあげた笑顔で、子どもたちに安心と勇気を届けたいものです。そのためのフェイスシールドです。
東京教育カウンセラー協会理事の笠さわ子さんが、宮城県立聴覚支援学校のHPを参考にして自作したフェイスシールドの作り方を紹介します。豊島区立千歳橋中学校では、マスクをつけずに「うつさない」授業をするために、笠先生が教員全員分のフェイスシールドを作成しました。

「先生、なんでマスクじゃないの?」「私の笑顔が見たいでしょ?」「えっ~!」
そんな笑い声が教室に起こると素敵ですね。

フェイスシールドの作り方 (宮城県聴覚支援学校4型をモデルに作成)
フェイスシールドの作り方 (宮城県聴覚支援学校4型をモデルに作成) 詳細な作り方PDF ①材料 ・A3 ラミネートシート ・わりばし(割ったもの)1本 ・アルミ針金 80cm (太さはなんでもよい) ・製本テープ 24cm ...
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